健康法のひとつとして知られている白湯。
白湯は、一度沸騰させて50℃ほどに冷ましたお湯のことで、
毎日飲むことで健康や美容に効果的といわれています。
そのなかでも、今回は冷え性対策に焦点を当てた
「梅白湯」についてご紹介します!
本格的に寒くなるこの季節だからこそ、
からだの冷えにはよりいっそう気を配る必要があります。
梅白湯を飲むことと併せて実践したいエクササイズなども
紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください。
梅白湯とは?
梅白湯とは、その名の通り
「白湯に梅干しを入れた飲み物」です。
白湯は温度の高い飲み物なので、
からだを内側から温めて
全身の血流を促進させることができます。
また、梅干しに含まれるクエン酸にも
血流改善効果があるといわれています。
血流がスムーズになると、血圧上昇が抑制されたり
余分な水分や老廃物が体外に排出されたりするので、
冷え性解消やデトックス効果が期待できるのです。(※1)(※2)
いつ飲むのが正解? 何回でも飲んでいい?
梅白湯は、からだが冷えやすい朝(起床後)に
飲むのがおすすめです。
また、寝る前に飲むと
からだが温まって寝付きがよくなりやすいので、
夜に飲むのもいいとされています。
ポイントは継続して毎日飲むことですが、
1日に何杯も飲むのは好ましくありません。
梅干しには塩分が多く含まれているため、
梅白湯は1日1杯程度にとどめておきましょう。(※2)
簡単!冷え性を改善する生活習慣のコツ
冷え性改善には、生活習慣の見直しも大切です。
できることから少しずつ改善していきましょう。
からだを冷やさない食事をする
からだを冷やさないようにする方法はさまざまあります。
温かいものを食べたり飲んだりするのはもちろん、
からだを温める食材を取り入れるのもおすすめです。
具体的には、
- 野菜(にんじん・れんこん・ごぼう・ほうれん草など)
- 肉類
- 発酵食品
などが挙げられます。(※3)
湯船に浸かる
毎日忙しいと、入浴はシャワーで済ませがちな人も
多いのではないでしょうか。
しかし、湯船に浸かると
温熱作用で体温を上げる効果が期待できるので、
可能な限り湯船に浸かる習慣を付けましょう。
38〜40℃ほどのぬるま湯に
10分以上じっくり浸かるのがおすすめです。(※3)
適度な運動をする
運動不足で筋力が低下してしまうと、
血行不良につながり冷えやむくみの原因になります。
ウォーキングやストレッチなどを取り入れて、
筋肉を動かしてあげましょう。(※3)
冷え性改善に効果のあるエクササイズ
今回は下半身と体幹を鍛えられる
「ランジ」をご紹介します。
筋肉量を増やすことで、血行不良を解消し、
冷え性にアプローチできます。
- 両脚を揃えて立つ。
- 片方の脚を後ろに引いてつま先は立て、両ひざを曲げる。
前のひざはつま先より前に出ないように注意する。 - 後ろの脚を前脚に揃えて(1)に戻す。
左右の脚を交互に入れ替えながら、
まずは20回挑戦してみましょう。
慣れてきたら回数を増やします。
疲れると上半身が前に倒れやすくなるので、
おなかにしっかりと力を入れて
上体をまっすぐ保ちましょう。
冷え性のお悩みには漢方もおすすめ
冷え性には生活習慣の改善や運動に加えて、
根本改善を目指す漢方薬もおすすめです。
漢方薬は自然由来の生薬からできており、
一般的に副作用も少ないといわれています。
毎日決められた量を飲むだけなので、
忙しい日常にも取り入れやすいのが嬉しいポイントです。
冷え性解消には下記のような働きのある
漢方薬を選びましょう。
- 水分の偏りを調整して冷えを解消する。
- 血流をよくして熱を巡らせる。
- 胃腸の働きをよくして熱をつくりだす。
- 代謝を上げて、熱をつくる機能を回復する。
冷え性解消におすすめの漢方薬
・五積散(ごしゃくさん)
エネルギーや血液、栄養の停滞による
冷えや痛みなどの不調を改善する漢方薬です。
とくに下半身が冷えやすい人の
頭痛、腰痛、月経痛などに用いられます。
疲れやすく、胃腸の弱い人におすすめです。(※4)
・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
不足した血液を補い血流を促進して、
手や足先の冷え、しもやけに働きかけます。
手足の冷えを感じ、冷えると
下半身やおなかが痛くなりやすい人におすすめです。(※5)
ただし、授乳中のからだはとてもデリケートです。
赤ちゃんへの影響が大きい時期なので、
どんな薬を服用する場合でも
必ずかかりつけの医師に相談することも大切です。
漢方薬は、自分の状態や体質にうまく合っていないと、
効果を感じられないだけでなく、
場合によっては副作用が生じることもあります。
また、産前産後のからだがデリケートな時期には
服用できない種類のものもあります。
そのため、「あんしん漢方」などの
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梅白湯で温活! 冷え性知らずのからだに
本格的に寒い時期に突入しました。
今回ご紹介した方法すべてを一気に実践するのは
負担が大きいかもしれません。
継続することが大切なので、梅白湯や漢方など、
自分に合った方法を無理のない範囲で行っていきましょう。
参考サイト
(※1)日本栄養・食糧学会誌「MC-FAN測定装置による血液流動性の評価と梅エキス粒の血液流動性に及ぼす影響」
(※2)プラムレディ株式会社「梅湯(梅白湯)とは?効果や作り方、飲むタイミング・コツを紹介!」
(※4)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ五積散エキス顆粒(医療用)」
(※5)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス顆粒(医療用)」
<この記事を書いた人>
ヨガインストラクター・ライター
高橋かなこ
2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)
修了インストラクターとしてオンラインを中心に
幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。
企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や
崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには
食の大切さや思考も大切だと痛感。
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精力的にメディアでの情報発信を行う。
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