膣のおならは筋肉低下が原因！効率的に鍛える方法

「膣のおなら（膣なら）」という言葉を

聞いたことはありますか？

これは女性特有の現象で、ふいに音が出てしまって

恥ずかしい思いをした人もいるかもしれません。

実は、膣のおならは「膣のゆるみ」が

大きく関係しているといわれています。

今回は、そんな膣のおならのメカニズムと

その対策をご紹介します。

膣のおならの出るメカニズム

膣のおならは、なんらかの原因で

膣が緩んで膣内に空気が入り、

その空気が漏れてしまう生理現象です。

この膣のおならは、

主に性交渉や運動を行うタイミングで

起こりやすいといわれています。

膣のおならは音が出てしまうものの

空気が膣を出入りしているだけなので、

肛門から出るおならとは別物で臭いはありません。（※1）

膣のおならが出る人の特徴

膣のおならは、下記のような人に

出やすいといわれています。（※2）

• 運動不足の人
• 妊娠、出産を経験した人
• 年齢を重ねた人
• 姿勢が悪い人
• 肥満の人

しかし、この特徴に当てはまるからといって

諦めるのはまだ早いです！

膣のおならはセルフケアで解消できることが多く、

効果的なトレーニング方法もあります。

膣のおならを改善するトレーニング方法3選

膣のおならを解消するには、

緩んだ膣を引き締める必要があります。

そこでおすすめなのが

骨盤底筋を鍛える「膣トレ」です。

今回は家で簡単にできる膣トレを3つご紹介します。

　ヒップリフト

1. 仰向けになってひざを立てる。
2. 両手はからだの横に置き、お尻を持ち上げる。
   肩からひざまで一直線をキープする。
3. ゆっくりお尻を下げる。

まずは30回を目標にし、

余裕がでてきたら回数を増やします。

お尻の穴をキュッと閉めながら、

お尻を持ち上げましょう。

仰向けのがっせき

1. 仰向けになり、左右の足裏同士をくっつける。
2. かかとをからだにひき寄せる。

腰が浮く場合は、太ももの下に

タオルなどをはさんでください。

深くゆっくりとした呼吸を3回ほど繰り返しましょう。

ながら膣トレ

1. 両足を揃えて立つ。
2. 息を吸って内もも同士を寄せ合い、キュッと膣を閉める。
3. 5秒キープして、息を吐きながら緩める。

家事や仕事をしながらできるので、

トレーニングのために割く時間がないという人に

おすすめです。

イスに座ったままでも行えるので、

気がついたときに実践してみましょう。

膣のおならでお悩みには漢方もおすすめ

「トレーニングをする時間がない」

「トレーニングは苦手……」

そんな人は漢方薬を使用してみましょう。

（もちろん、トレーニングと併用するものおすすめです！）

漢方薬は一般的に西洋薬よりも

副作用が少ないといわれており、

不調に根本からアプローチしてくれます。

飲むだけなので、忙しい毎日でも続けやすいですよ。

具体的には、下記のような働きのある

漢方薬を選びます。

• 女性ホルモンのバランスを整える
• 筋肉の緊張や張りを正常化して、骨盤底筋を強化する

膣のおならにお悩みの人におすすめの漢方薬

・当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）

冷え症で疲れやすく、

貧血傾向のある人におすすめです。

血流を改善したり、ホルモンバランスの乱れによる

女性特有の症状を整えたりして、

膣トラブルにアプローチします。（※3）

・桂枝茯苓丸（けいしぶくりょうがん）

比較的体力があり、

下腹部痛や肩こり、頭重やめまいがあり、

のぼせがあるのに足の冷えもある人に。

血流を改善したり、ホルモンバランスの乱れによる

女性特有の症状を整えたりする働きがあり、

更年期障害などにも使われます。（※4）

ただし、授乳中のからだはとてもデリケートです。

赤ちゃんへの影響が大きい時期なので、

どんな薬を服用する場合でも必ずかかりつけの医師に

相談することも大切です。

また、漢方薬は、自分の状態や

体質にうまく合っていないと、

効果を感じられないだけでなく、場合によっては

副作用が生じることもあります。

また、産前産後のからだがデリケートな時期には

服用できない種類のものもあります。

そのため、「あんしん漢方」などの

オンライン漢方サービスに

一度相談してみるのがおすすめです。

漢方に精通した薬剤師とAIが

あなたに効く漢方薬を見極めて、

お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

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膣のおならはセルフケアできる！

膣のおならは、一般的にいわれる肛門のおならとは

違うとわかっていても、

人に聞かれるのは恥ずかしいですよね。

音がなるのを完全に防ぐのは難しいかもしれませんが、

膣トレや漢方薬で改善できる可能性は十分にあります。

クリニックなどでの治療も可能ですが、

まずは自分でできることから始めてみましょう。

参考サイト

（※1）veary clinic「膣なら(ちなら)とは？膣から空気が出る原因や改善の解説」

（※2）医療法人社団　幸性会　なおえビューティークリニック「膣のゆるみを改善、膣圧アップと膣縮小（ちなら改善）」

（※3）くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ当帰芍薬散エキス顆粒（医療用）」

（※4）くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ桂枝茯苓丸エキス顆粒（医療用）」

＜この記事を書いた人＞

ヨガインストラクター/ライター
高橋かなこ

2021年よりRYT200（全米ヨガアライアンス認定）修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

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