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赤ちゃんはなぜ泣くの?理由と安心する抱っこの方法を紹介

泣く赤ちゃん

はじめに

 

生まれたばかりの赤ちゃんは、

「泣く」ことで意思表示をし、

心地いい時には穏やかなお顔で眠っている時間が多いです。

 

赤ちゃんが泣く原因や対処法、

コミュニケーションのコツなどを知り、

赤ちゃんとの暮らしに

活かしていただけたらと思います。

 

また、お出かけの際のコツや

抱っこ紐を選ぶヒントなども参考にしてください。

 

 

赤ちゃんのいる暮らし

 

赤ちゃんの手元とベビー用品

 

生まれたばかりの赤ちゃんは、「快」「不快」が分かり、

「不快」な時に泣いて「快」に変わると泣き止みます。

 

何が「不快」なのか、本当の答えは

赤ちゃん自身にしか分かりませんが、

新生児の特徴や、実際に多くの赤ちゃんたちを

見てきた私たちが予想する

赤ちゃんの泣く原因と対処法についてお伝えします。

 

赤ちゃんはなぜ泣くの?

赤ちゃんが泣いたときに、

オムツを変えたり、

ミルクやおっぱいをあげたりします。

 

それは、お尻が気持ち悪いのかな?

お腹が空いているのかな?

と思うからこそ、そのようなお世話をしてあげます。

 

そして、それで泣き止めば、その理由だったと

判断することができます。

 

オムツや授乳以外にも泣くことは多く、

下記のような理由も考えられます。

  • お腹が張ってる
  • 手足の位置や姿勢が嫌
  • 痛い、寒い、暑いなどの感覚
  • 眠いとき

 

泣いている理由を想像しながら、

赤ちゃんにとっての不快が快に変わるように

お世話をしてあげましょう。

主な理由をご紹介します!

 

お尻が気持ち悪い

新生児期の排尿回数は、1日約20回もあると言われており、

赤ちゃんが泣いた時オムツをあけると

排尿していることが多いです。

 

また、生後1ヶ月位は、

授乳中にウンチをすることもあるので、

泣いてオムツ交換→授乳→ウンチが出てオムツ交換

となることも多いです。

 

1ヶ月くらいは、これが1日10回以上になることも

あります。

 

お腹がすいた

赤ちゃんは、生まれてすぐから

ミルクやおっぱいを飲むことができます。

 

お腹の胃袋はまだまだ小さく、

1日に何度も少量のミルクやおっぱいを飲みます。

胃袋にミルク・おっぱいを貯められるようにもなると、

徐々に飲める量が増えていきます。

 

新生児期は、哺乳反射といわれる生まれ持った力で

ミルク・おっぱいを飲みます。

3-4か月頃には、お腹いっぱいになれば自分の意志で

やめることができるようになると言われています。

 

新生児期から、おそらく空腹感を感じて泣き、

ミルク・おっぱいを飲んで心地よくなり、眠る。

これを繰り返す中で、お腹がすくということや、

お腹いっぱいになると心地いい感覚を

身につけていくのでしょう。

 

新生児期には、1-2時間位だった授乳が

3-4か月頃には、2-3時間位くらいは間が空いて、

1日7-8回になることが多いです。

 

ママケリーでは、授乳時間や方法をアプリで残すことが出来ます

 

手足の位置や姿勢が嫌

新生児期の赤ちゃんは基本的な姿勢があります。

しかし、自分で好きな位置に手足を置いたり、

姿勢を変えたりすることはできません。

 

首が据わっていない赤ちゃんは、

首を支えてほしいでしょうし、

基本的な姿勢をとるには、

手や足を支えてもらえないとそれはできません。

 

「赤ちゃんが反り返って泣いて困っています」

という相談はよくあります。

赤ちゃんの頭が後ろに倒れそうになると、

手足が伸びていて反り返りやすいです。

 

新生児の特徴を応用!抱っこ・寝かせ方のコツ」で

お伝えしたような抱っこをしたり、

おくるみを使ったりすることで、

落ち着く赤ちゃんも多くみられます。

 

反り返って泣いている時におくるみをしようとしても

難しいかもしれませんので、

日頃の落ち着いている時に、

そのような抱っこやおくるみを試してみましょう。

 

抱っこの方法①

 

お布団に寝かせるときに、目が覚めて泣くこともあります。

この時も、姿勢が変わることや

手足が伸びてしまって泣くのかもしれません。

中には、両手で抱きつくような反射が出て、

泣いてしまうこともあります。

 

赤ちゃんをお布団に降ろす際に、姿勢が崩れないように、

また反射があまり出ないためにも、

おくるみをしたまま降ろすのもいいでしょう。

新生児の特徴を応用!抱っこ・寝かせ方のコツ」の

寝床も参考にして、姿勢が崩れないようなベッドづくりも

お試しください。

 

お腹が張ってる

赤ちゃんは、胃袋が小さく、お腹にガスが溜まることに

不快に感じることも多いようです。

 

ミルクを飲んだ後のゲップが上手くできず、

数分経ってから泣いてゲップが出て

泣き止むこともあります。

 

また、お腹が少し丸く張っていてオナラやウンチが出て、

泣きが収まることもあります。

オナラやウンチが出ないようなときは、

泣くまでにならなくても

眠っていてもうなることが多かったり、

なかなか眠れなかったりすることもあります。

 

新生児期は、1日4~8回 排便をすることがあり、

2-3日排便がない時には、お腹が張ることもあります。

 

お腹が張っている様子があったり、

3日間くらい排便が無かったりした場合には、

綿棒で肛門を刺激することでウンチが出るように

ご家庭で行うこともあります。

 

身体が熱い、寒い

赤ちゃんは、痛みや温度など、皮膚の感覚が分かります。

体温調節機能がまだまだ弱いために、

気温や衣服等の環境によって

体温が変動することがあります。

 

赤ちゃんは、熱い?

泣いていて赤ちゃんの身体が熱く感じるようなときに

お部屋の換気や、洋服を少し脱がせて

空気を入れてあげることで体温が下がり、

機嫌がよくなることもあります。

 

余談ですが、ふわっとした風が顔に当たるのを

喜ぶ赤ちゃんも多いですので、

優しく風を当ててみるのもお試しください。

 

赤ちゃんは、寒い?

熱いとは逆に、寒くて泣くときもあるのでしょうか。

赤ちゃんは抱っこされていたり、

衣服を着て寒くないように気を付けていることが多いので、

寒いのかな?とは、あまり思わないのですが、

足だけが冷たくなっている時があります。

 

泣いている時に、直接「寒い」ということは

あまりないようですが、

眠りが浅くよく起きるような時に、

赤ちゃんの足を触ってみてください。

 

ママの手よりも足が冷たくなっている時は、

レギンスやレッグウォーマーなどで

足元を温めてあげてみましょう。

 

眠たい

赤ちゃんは、眠い時、寝入る時に泣きます。

俗に「寝ぐずり」と言われていますが、

このことは、意外に知られておらず、

寝かせる時に泣くため戸惑うママも多いです。

 

眠たい時に泣いている様子で

「眠いなら寝ればいいのに・・・」と思うのですが、

眠ることも練習が必要らしく、

最初は、ミルクやおっぱいを飲みながら寝ます。

 

飲みながら寝ない時には、

抱っこをして寝かせることが多いです。

グズグズと泣いているときには、

抱っこされているうちに寝ることが多いです。

 

なかなか寝つきが悪い赤ちゃんもいて、

チャイルドシートではよく寝るというような場合は、

夜のドライブに乗せて出て寝かせた

というようなこともあります。

 

眠い時にグズグズするというのは、

日々繰り返されますので知っておいてください。

 

赤ちゃんが泣く理由の主なものを紹介してきました。

こんなことで泣いているのかも

ということを知っているのと知らないのとでは、

ストレスの感じ方も大きく変わります。

 

他にも、体調が悪いようなときは、

グズグズすることも増えます。

赤ちゃんにとっては、

他にもいろいろな理由があるかもしれません。

 

本当の答えは分かりませんが、

想像しながらお世話をしていきたいところです。

 

赤ちゃんとの暮らしは、全面的に赤ちゃんに

合わせていくことになります。

赤ちゃんは「泣く」ことで、言いたいことを伝えています。

 

泣いておらず穏やかな時や寝ているときは、

「快」な状態だということでもあります。

 

赤ちゃんが言いたいことは、何かな?

と思いを巡らし、赤ちゃんに聞きながら、

お世話をしていってあげましょう。

 

赤ちゃんのお世話のコツ

 

抱っこされる赤ちゃん

 

抱っこのコツ

新生児の特徴を応用!抱っこ・寝かせ方のコツ」では、

抱っこや寝かせ方のコツを紹介していますので

参考にして下さい。

 

赤ちゃんの発達に合った使い方

抱っこ紐には、様々なものがあります。

ちゃんを縦に抱っこするもの

抱っこ紐の方法①図1

抱っこ紐の方法②図2

 

赤ちゃんを横抱っこにするもの

抱っこ紐の方法③図3

 

スリングという抱っこ紐(布)

抱っこ紐の方法④図4

他にも、様々な抱っこ用品がありますが、

使うときのコツは、

赤ちゃんの発達に見合った姿勢で過ごせているか

ということが大事になります。

 

新生児期~3-4カ月の首が据わる前の赤ちゃんは、

縦抱っこの場合、お顔が見えづらく、

頭が前後に垂れてしまう場合があります。

縦に抱っこするものの中には、

新生児期用の赤ちゃんクッションを

使用するものもあります。

 

首が据わる前に縦抱っこする場合は、

頭が前後に垂れないように、

大人の手で頭を支えてあげるといいです。

 

首が据わる前は、極力横抱っこがお勧めですので、

図3、4のような横抱っこができるものが安心です。

 

ママの身体の負担を減らす工夫

抱っこ紐は様々なものが改良されていますが、

ママ自身の身体に合っているかどうかも

とても大事になります。

 

ママは、産後の不安定な身体で抱っこすることになり、

抱っこ紐を使うことで腰痛などの慢性症状を

感じられる方も少なくありません。

 

例えば、腰のあたりの腰骨をつよく圧迫している場合、

骨盤に負担がかかるために腰痛となりやすいのです。

このような場合、腰骨を圧迫しないように

腰のベルトを工夫してみましょう。

 

実際に使ったときに、ママ自身が辛く感じる場合は、

同じ状態で使い続けることは避け、

ベルトでの調節や他のものに変える必要があるのか、

試行錯誤してみましょう。

ママにとってもラクに使えることがとても大事です。

 

また、赤ちゃんの高さは、お尻の位置が

ママのお臍(へそ)の高さくらいにすることで、

より下で抱っこしているときよりも

ママの身体への負担が軽減されます。

 

抱っこした際の赤ちゃんの高さも確認してみましょう。

ママに密着し、臍くらいの高さに安定する

工夫をしてみましょう。

 

※ ママも赤ちゃんも、安全に抱っこ紐が使えるように、地域の保健師・助産師等に聞くなど、アドバイスをうけることもお勧めします。

 

お出かけのコツ

赤ちゃんは、1カ月健診が

初めてのお出かけになることが多いかと思います。

 

ママも産後1カ月位は、安静にして

過ごしていただきたい期間ですので、

1カ月健診で問題がなかった場合に、

赤ちゃんとママと一緒に徐々に外出に

慣れていって欲しいと思います。

 

ママも赤ちゃんも身体への負担がかかりますので、

車の運転も含めて、ママの体調に合わせてゆっくり

外出に慣れていきましょう。

 

外出の際には、3-4カ月位までは

おくるみをお勧めします。

基本的な姿勢が取れることで落ち着くことが多く、

安全に抱っこしやすい状態になります。

 

温度差に気を付けて外出しよう

赤ちゃんは、体温調節が未熟ですので、気温差が激しい場合は、夏は夕方、冬は昼過ぎの気温が上がりやすい時間にするなど、外出するタイミングなどを工夫して、短時間から徐々に慣らしていきましょう。
また、感染症予防や体力の消耗などから、人混みは避けて、遠出や長時間の外出も、やむを得ない場合以外は極力控えましょう。

 

新生児の外出は短時間で

上のお子さんの園への送迎など、新生児期でも外出を余儀なくされる場合もあるかと思いますが、ママの体調も回復途上ですので、極力短時間で済ませるようにしましょう。
また、新生児期に外出しなくてもいいように、産前から周囲の支援を受ける体制をつくることも重要です。

 

赤ちゃんの体調最優先に

やむを得ず長距離の移動をする場合は、赤ちゃんの体調を最優先に考えて計画を立てましょう。
風邪をひくなど、体調が変化した場合に、いつでも計画を中止することも想定内として計画しましょう。

 

車での移動

車で移動する場合には、必ずチャイルドシート(ベビーシート)を使います。
チャイルドシートの場合も、赤ちゃんの基本的姿勢になるように意識してみましょう。
また、車で長距離を移動する際は、こまめに休憩をとるようにし、どこで休憩がとれるのか、授乳室やオムツ交換できる場所などはあるのかも調べておきましょう。
チャイルドシート内で赤ちゃんの基本姿勢が取れているか確認をしましょう。

 

画像チャイルドシート_横向き

 

赤ちゃんとのコミュニケーションのコツ

赤ちゃんとのコミュニケーションは、

よく目を合わせ、よく声をかけることです。

 

赤ちゃんから言葉が返ってくるわけではないですが、

赤ちゃんの思いなどを代弁してあげるつもりで

赤ちゃんが感じているだろうな、と思うことを

言葉にしてあげましょう。

 

ママや周囲の大人たちがかける言葉をいっぱい浴びて、

情緒が育っていき、お話しができるようになります。

 

例えば、オムツ交換の時には

「お尻さっぱりしようね。さっぱりしたね」

「ウンチ出てスッキリしたね」など。

 

げっぷが出た時には「げっぷでたね」

「お腹が楽になったね」など。

 

言葉をかけることで赤ちゃんの中の

感覚と言葉が繋がっていきます。

物の名前も覚えていきます。

まずは、目を見て話しかけていきましょう。

 

3-4カ月頃になると、あやすと笑うようになり、

声も出ることがあります。

声を出した時には、相槌をうって答えてあげましょう。

まるで会話しているかのように反応することもあります。

 

そして、スキンシップも大好きです。

仰向けに寝かせて歌を歌って触れて遊んだりすることも

とっても喜ぶコミュニケーションです。

 

新生児期は、抱っこしている時間が

多くなるかもしれませんが、

安心して穏やかに過ごせる時間は、

安心感や基本的信頼感が育っていきます。

 

ママやパパの声を聞き、安心してすごせることが

とても幸せな時間となります。

 

まとめ

 

赤ちゃんとの暮らしは、全てにおいて

赤ちゃん優先の生活が始まります。

今までの生活と大きく変わります。

 

子育ては思いがけないことの連続で

戸惑うことも多いでしょう。

ですが、二人で話し合い協力し合うことで

乗り越えることができます。

 

出産前から、どんな生活になるのか、

自分たちがどんなふうに赤ちゃんに合わせていけるのか、

そして家族が心地よく過ごせるための工夫を、

二人で一緒にイメージし、話し合って行きましょう。

 

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