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「プレ更年期」始まってない?更年期はどこから始まる?

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毎年10月18日は

World Menopause Day(世界メノポーズデー)です!

メノポーズとは「閉経」のこと。

 

閉経と聞くと、

  • 更年期の始まり
  • 身体の不調や変化によるつらさ

などどこかネガティブな言葉として捉えられがち…

 

更年期は40代半ばから50代半ばの約10年間。

閉経に向けて身体や心の変化が始まるとされる

30代後半は「プレ更年期」とも言われます。

 

閉経やその前後の更年期、

さらにプレ更年期を含めた約20年間、

できることなら前向きに、ポジティブに

閉経や更年期に向き合いたいですよね。

 

この記事では、更年期に差し掛かる

30代後半からの「プレ更年期」について紹介します!

 

 

そもそも「更年期」とは?「プレ更年期」って?

 

日本女性医学会によると、

更年期は、閉経を起点に前後5年間とされています。

 

閉経は、生理が12か月来なくなったあとに

「閉経」と判断されます。

 

日本女性の一般的な閉経の年齢は50歳前後のため、

40代半ばから50代半ばの

およそ10年間が「更年期」と言えます。

 

一方で、生理は生理周期にきちんと来ているけれど

身体は閉経に向けて、少しずつ準備を始めています。

 

この準備は30代後半から40代半ばに始まるとされていて、

この時期を「プレ更年期」と言います。

 

【参照】アリナミン製薬  ルビーナ「プレ更年期はどういう時期?」

 

 

更年期のはじまりは?

 

更年期のはじまりは、卵巣機能が低下し

女性ホルモンのひとつである、

エストロゲンの分泌量が低下することで

「これ、もしかして更年期?」と思う症状が現れます。

 

更年期の症状としては、

以下の不調がよくある症状とされています。

 

身体の不調

  • 生理周期の乱れ、出血量にばらつきがある
  • 顔は火照ったり、のぼせたりするのに、手足は冷える
  • 息切れや動悸、脈が速くなる
  • 便秘や下痢が頻繁に起こるようになった
  • 頭痛、めまい、吐き気などの症状が現れる
  • 疲労回復が遅くなった
  • 頻尿や膀胱炎

 

精神的な不調

  • 寝付きが悪い、眠りが浅いなどの睡眠に関する不調
  • イライラ、憂鬱な気分になる
  • 漠然とした寂しさ、喪失感、不安を感じる
  • 固有名詞が思い出せなくなる、もの覚えが悪くなる
  • 集中力や意欲、やる気の低下

 

このほかにも

  • 肌トラブルが増える
  • 髪の毛のコシや艶が無くなった
  • のどのつかえ感

などの不調やトラブルが出る方もいらっしゃるようです。

 

日本産科婦人科学会によると

このような更年期症状が重く、

明らかに日常生活に支障をきたすようになると

「更年期障害」と呼び、

治療すべき病気として判断されます。

 

 

更年期を引き起こす要因は?

 

更年期を引き起こす一番の要因は

加齢によってエストロゲンの分泌量が低下すること!

 

この生物学的要因に加えて、

本人の気質や性格といった、心理的要因

家族との関係性、ストレス、介護、

転職や職場のストレスといった社会的・環境的要因

更年期障害に拍車をかける要因です。

 

とくに卵巣機能が緩やかに低下してくるプレ更年期では、

卵巣自体はまだ元気だけどストレスが原因で、

女性ホルモンのバランスや

自律神経が乱れ、更年期のような症状が現れます。

 

 

 

もしかしてプレ更年期?気になる人はチェックを!

 

「プレ更年期」で気に留めておきたい症状を紹介します。

 

  • 生理周期が短くなった、あるいは乱れるようになった
  • 経血量にムラがあるようになった
  • 生理前や生理後に疲れやすくなった
  • 肩こりがなかなか治らない
  • 手足の冷えがひどい、温めても温まらない
  • 眠りが浅くなった

 

もしも、このような症状があれば

更年期に特有な症状が早めに出ている可能性があります。

 

ただし、これらの症状が、

本当に更年期に向かう準備段階で現れたものなのか、

他の病気を疑うべきものかは診断をしないと分かりません。

 

不明なこと、不安なことは婦人科医に相談しましょう。

 

 

 

プレ更年期でやっておきたいケア5選!

 

では、プレ更年期でやっておきたい

身体や心のケアを5つ紹介します!

 

  1. からだを冷やさないこと
  2. 禁煙すること
  3. 食事や運動習慣の見直し
  4. 定期的に健康診断を受けて、身体の状態を知ること
  5. 自分なりのケアでストレスを溜めにくく!

 

日本女性医学会では、

厚労省の「食事バランスガイド」を参考にした

食生活の見直しを勧めています。

 

 

バランスガイドのコマがきれいに回るような

食事と運動のバランスを考えてみましょう。

 

運動もわざわざ時間を取るのが難しいときは

  • 最寄り駅の一駅手前で降車して、歩く距離を長くする
  • エスカレーターではなく、階段を使う

といった、普段の生活を少し変えるだけでも違います。

 

更年期の症状は不快ではありますが、

健康だからこそ起こる症状とも言えます。

 

無理のない範囲で、前向きに

更年期と向き合えると素敵ですね。

 

 

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【出典】

日本女性医学会「2021年度メノポーズ週間」

日本女性医学会公式YouTubeチャンネル

更年期:基礎知識編

更年期:治療編

更年期:セルフケア編

日本産科婦人科学会「HUMAN+ 女と男のディクショナリー」

厚生労働省 e-ヘルスネット「更年期障害」

株式会社オムロン「更年期の基礎知識」

株式会社ウェルネス・コミュニケーションズ「プレ更年期と更年期の基礎知識」

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