新型コロナウイルスで頭を悩ませる中
お子さまとご家族の心の健康は
どのように保っていましたか?
コロナ禍での子育てのヒントをお届けします。
子どもの気持ちは?
国立成育医療研究センターから、子どもと保護者合わせて
1万人に対するアンケートの結果が発表されました。
小学1年生~高校3年生の子どもと、
0歳~高校3年生の子どもがいる保護者が回答しています。
新型コロナウイルスが猛威をふるう中、
子どもはどんな気持ちで過ごしていたのでしょうか?
結果をまとめると、
- 3-5歳では、子どもが「コロナのことを考えると嫌な気持ちになるようだ」と回答した保護者は18%
- 2番目に多かったのは、子どもが「すぐにイライラしているようだ」
- 小学生以上は、42%が「コロナのことを考えると嫌な気持ちになる」と回答
- 小学生以上の30%が「すぐにイライラする」、26%が「集中できない」と回答
- 何かしらのストレス反応がある子どもは73%
ということでした。
大人と同様、小さな子どもも
コロナに対して嫌な思いを抱えているようです。
例えば大人はネットで調べたり、周囲と情報交換したりし、
不安や疑問を解消することができますよね。
しかし、子どもは大人のようにモヤモヤを解消することが
できない場合もあると考えられます。
それらがストレス反応として表れているのかもしれません。
子どもなりの対処法
小学生以上の子どもの66%は、
イヤなこと、困ったこと、気持ちが沈むこと、
イライラすることがあった場合、
「すきなことをして気晴らしする」と回答していました。
- 「誰かに話してわかってもらう」
- 「ゲームなどにのめり込む」
- 「嫌なことそのものを解決しようとする」
と回答している子どももみられました。
不安や疑問に立ち向かうか、一旦考えないようにするか、
2つの対処法を持っていると考えられます。
だらだらとゲームをしているように見えても、
実は子どもなりにコロナへのモヤモヤから
逃れようとしている姿なのかもしれません。
それでもずっとスマホやゲームばかりでは、
心配になってしまいますよね。
家庭でできること
59%の子どもはスマホやゲームを
「使う(見る)時間について、家族とルールを決めている」
と回答しました。
44%は「使い方(見るもの・内容)について、
家族とルールを決めている」と回答しています。
既に実施しているご家庭も多いかもしれませんが、
もう一度子どもとスマホやテレビ・ゲームなどの使い方について
話し合う時間を持つといいかもしれませんね。
その際コロナに関する思いや考えも聞いてあげると、
きっと子どもは安心するはずです。
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