チーズや生ハムは妊娠したら
食べてはいけないとよく耳にします。
他にもいくつもの食べものに注意が必要と聞きますし、
あれもこれもダメと言われると
ストレスが溜まりそうな気がしてしまいます。
できるだけ制限の少ない食生活を送るには
どうしたらいいのでしょうか。
チーズや生ハムはどうしてダメ？
チーズや生ハムに注意する理由として、
リステリアによる食中毒の危険性があげられます。
リステリアは、他の食中毒の原因となる菌と同様に
加熱により死滅しますが、
４℃以下の低温や12％食塩濃度下でも増殖できる
という特徴があります。
健康な大人では非常に多くのリステリアを
摂取しなければ発症しないため、
賞味期限や保存方法を守っていれば、
食中毒が発生するほどの菌数にはなりません。
しかし、妊婦さんは少量のリステリアでも
重篤な状態になることや、
胎盤や胎児へ感染し影響を及ぼす可能性が
指摘されています。
リステリアによる食中毒の原因になるものは、
冷蔵庫で長期間保存することができ、
加熱せずにそのまま食べられるものが多い
と言われています。
その代表として
- 生ハムなどの食肉加工品
- 未殺菌乳、ナチュラルチーズなどの
乳製品(加熱をせずに製造されるもの) - スモークサーモンなどの魚介類加工品
が挙げられます。
このことから、妊婦さんはチーズや生ハム、
スモークサーモンに注意する必要があると言われています。
リステリアから身を守るために
しかしながら、リステリアは自然界に広く分布しており
生野菜や果物に付着していることもあります。
チーズや生ハムを食べるのを我慢するだけでは、
完全にリステリアを排除することができないのです。
よって、お家では
- 生野菜や果物などは食べる前によく洗う
- 期限内に食べるようにする
- 開封後は、期限に関わらず速やかに消費する
- 冷蔵庫を過信しない
- 冷凍庫で保存する
- 加熱してから食べる
ことが必要です。
リステリアは加熱により死滅するので
加熱して食べることが一番重要な予防対策です。
ちなみに、加熱して作られている
プロセスチーズは食べても問題ありません。
チーズを買う際には、しっかりと成分表示を
確認してくださいね。
食べてOK・NGリスト
その他にも妊婦さんが食べてはいけないと
言われている食べものがいくつもあります。
本当に食べてはいけないものは少ないのですが、
偏った情報が広まっている場合も多くあります。
どうして食べてはいけないのかを自分なりにきちんと
理解して、正しい判断を行うことが大切です。
以下に食べてはいけないとよく耳にする
食べものをまとめています。
この表の中にある食べものを、妊娠したからやめた
という方もいらっしゃるかもしれません。
同じものを毎日大量に食べなければ、
基本的には妊娠前の食生活と
同じで問題ないと言われています。
神経質になりすぎずバランスよく何でも食べて
楽しい妊娠期を過ごしてくださいね！
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